都電有楽町線

大学生が徒然なるままにつらつらと。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5月29日 火曜2限

『ニュートンパースクエアミリメートルとなって…』 『セメント以外の鉄筋コンクリート材料は…』 何を言っているのかわからない単語が過ぎ去っていく中、私はこの授業の意義を見出そうとして、諦めた。 フィリピン語の映画を見ているような、昼ドラの最終回を…

全力疾走

時折、真っ赤なリップで全力疾走する。 街路樹の緑と唇の赤のコントラスト。 信号との駆け引き。 そしてどうしようもない爽快感。 春の終わりにふさわしく、夏の始まりにふさわしい。 きっとどの季節でも、どの時代でも、どこかを駆け抜けるという行為はその…

深夜1時

深夜の1時に思うのは、寝なきゃいけないなという事と、寝たくないなという事である。 寝なければ明日はやってこないのではないかと、そんな微かな期待を膨らませてしまう。 いや、わかってはいるのだ。 寝なくたって明日は来るし、明日を、特に明日の朝を気…

馬鹿げた話

少し、馬鹿げた話をしよう。 夢の中の私は、なんだか無敵なのである。 好きな人に挨拶なんかしちゃったのを茶化されて、その友達に傘で見事なフォームのバッティングを繰り出してしまったり。 階段を駆け下りている時には好きな人とのすれ違いざまに「ごめん…

大学一年、春

19回目の春が過ぎようとしている。 あっけなかったとか特に変わりもなくだとか言ってしまいそうになるけれど、こんなに何かが変わった季節など今までになく、そして将来が決定されてしまうこともなかった。 暫定トップの春である。間違いなく、紛うことなく…